
貴方は「オルバースのパラドックス」を知っているかしら。
19世紀に提唱されたこのパラドックスは
「広い宇宙に恒星が無数に存在するならば、地球から見た空は常に明るく輝く筈ではないか」
という疑問から生まれたものだけれど、考えてみれば恒星から放たれた光が地球に届くまでに様々な要因によって限りなく小さくなったとしても、それが無数にあるならば十分な光量を得られると思わない?
例えるならば激しく雪が降ったとき、雪の結晶1粒1粒はとても小さいけれども
それが無数に重なることで周りの景色が見えなくなるような状態に近いわね。
それなのに実際は太陽が沈み夜になると途端に暗くなり、瞬く星が遠くに見えるだけ、幼い頃の私にはそれが不思議に思えて仕方なかったわ。
今では宇宙についての理解が進んだことによって、宇宙が膨張して星が互いに遠ざかっていくため地球に届く光量には上限があり、空が常に輝くことはないということが分かっているわ、この疑問についての答えは意外と単純だったわけ。
それでも私はこの話がとても好きなの。
何故ならば「夜は暗い」という当たり前に対して疑問を投げかけられたことによって、私が宇宙に興味を持つきっかけになったから。
宇宙に限らず日々の生活からも疑問を見つけ、悩んだり、調べたりすることで沢山の知識を身に着け、新しい発見をするのはとても大事なことだと思うし、これからもこの気持ちを忘れないようにしたいわ。
話が長くなってしまったわ、ごめんなさいね、ミューやキャンディからも良く注意されるのよ。
......そうそう、自己紹介がまだだったわね。

私はゾーイ
ゾーイ・ブナハーヴンよ、宜しく。
ミューがいないときは代わりに私が記事を更新することにしたの、今後は漫画の進捗の報告なども行うつもりよ。
このまま自己紹介だけして終わるのも少し寂しいし、最近の落書きも置いておくわね。


DAYLIGHT4巻の作業をしているときに、人間以外のデザインに力を入れていなかったせいで寂しい画面になってしまったから、少しでもデザインの幅を広げようと練習で描いたものね。クオリティを上げる準備が整ったら5巻の作業に入ろうと思うわ。
加えて4巻の清書作業、Twitterのほうに冒頭だけ上げているR-18の漫画の作業もあるから時間がかかると思うけど、完成した部分から順次ここで公開していくつもりだから宜しくね。
それじゃあ、またお会いしましょう。