初めて未統合PSD配布してみます。
原寸だと大きすぎるのである程度縮小してます。
PSDファイルなのでAdobe PhotoshopやCLIPSTUDIOPAINT等で
レイヤーを見てみるといつもと少し違って見えるかも?
興味のある方はダウンロードしてみてください。
何か問題があったら報告お願いします。
絵を描いてる方が参考にしようとして見るなら、この2枚は過去に
メイキングもしてるのでそれも併せて見てみるとよりディープです。
めちゃレイヤー数使ってますが、ルールがあっての事です。

しずく絵のラフ段階。最近はほとんどCLIPSTUDIOPAINTで描いてて、
僕はラフもクリンナップもredjuiceさんお手製のフリーブラシ「シャーペン0.5」を
よく使ってます。
ベクターレイヤーで線を引いてるので変形もベクター線つまみも劣化無し!
クリペが登場してから急に若い世代のCGのクオリティが上がった気すらします。
安くて便利だよね。

レイヤー数は多いけど構造はシンプルです。
全部影になるとしても、基礎塗りは基礎塗りらしい色で塗ってます。
これはPSDを開いて基礎塗り以外を非表示にすればわかると思いますが、
普通に明るい色で塗ってます。
影はほぼ全て半透明にしてます。濃い色(基礎塗りより青に寄せて)で塗って、
不透明度で影の濃さを調整しています。各レイヤーの不透明度を調整すると影などの濃さが変わるのがわかると思います。
線画も半透明です。しかもシャーペンブラシなので、基礎塗りに自動選択は使えません。多角形選択ツールで細かく塗ってます。
キャラクターはほとんどが影なので、
1.全体に影を落とす
2.細かい影を追加する
3.影以外を覆い焼で光らせる
4.濃い照り返し
5.薄い照り返し
6.反射
7.ハイライト
を入れる工程です。
必要ないレイヤーは省いています。キャラクターに反射とかあまりありませんので。
こういう彩度の低いイラストの場合、反射はオーバーレイのレイヤーに白と黒で塗るだけでそれっぽくなるので楽です。ドアやドアの枠にオーバーレイの「反射」レイヤーがあります。これを通常にして不透明度100%にしてみると適当具合がわかります。屋外の雨は複製しまくってます!

くるみの階段イラストのラフは、キャラクター抜きで構図を切りました。
階段にキャラクターを後で立たせるので、まずは世界観をイメージしてからキャラクターを描きました。

こういうイラストはスクリーンレイヤーがとてもいい仕事をするので、
印象的な光は大体スクリーンで塗ってます。昔は全部覆い焼きで塗ってましたが、
何事もほどほどがいいなと気づきました。この階段、そこまで手を加えてないのでガラスというよりはアクリルっぽくなってしまいましが、シルエットがはっきりした分わかりやすいという利点もあるのでこのままにしました。
フォトショップでレイヤーを探す場合はCtrl+右クリックで目当てのレイヤーをクリックします。Clipstudiopaintで探す場合はレイヤー選択ツールでクリックして探しますが、効果レイヤーが上に乗ってるとうまく一発で探せない時があります。
今回の更新は、絵を描いてる人やレイヤー触って遊ぶ人にはいいかもですが、
それ以外の方にはチンプンカンプンかもですね。
せっかくのファンボなので何事も試してみたいです!