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kemono
Scraped: 12/31/2024
Indexed: 1/16/2021
Updated: 1/27/2024

2月のジャングル旅

2月17日〜24日の8日間、マレーシアのジャングルへ行っていました。

もちろん絵の為に!いやー当然じゃないですか!

……

今回の旅行は全日程を昆虫観察に充てました。

予定としても途中力尽きて半日休んだ日はあったものの、

今回お世話になった同行のWさんに助力いただきまして

通常のツアーでは行かない観光には向かないような所へも行かせていただいたのですが

どこまで書いてよいものやら…

みんな別に昆虫とか興味なくない?ないよね?

あと人の書いた旅行記って別に面白くなくない?ただの自慢だよねあれ?

…もちろんこれも自慢半分です、適当に思い出したことをざっくり書いてみますね。

1日目


まずはクアラルンプール国際空港に到着。

7時間ほどのフライトで腰が死ぬかと思ったけど、

実際は家で前傾姿勢で4時間絵を描くほうが辛いです。

デスクワークって大変だね。

即レンタカーでGentingへ向かいます。

高速のまわりの車の運転が荒いので早速今日死ぬか?という感じでした。

車間とは。ウインカーとは。

着いたら軽くご飯を食べる。

なんか変な匂いするなーと思ったら店員が横でドリアン食べてる。^_^

食べ終わったら即ジャングル!

なんかみんなが興味ない虫とか見たりしたよ。めちゃくちゃデカいアリとか。

サンヨウベニボタルってご存知でしょうか。

この記事見てみてね。

生き物って不思議だね!


https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/110100412/

2日目

朝食のミーゴレンが辛すぎて残す。ノースパイシーって注文しないとそうなります。

食べ物残すのすごく嫌いなんですけど、半分しか食べられなかった…。


今日からCameron Highlandへと向かいます。今回の旅のメインはここです。

標高が1000m以上あるので熱帯にしては涼しく、週末は避暑地として賑わいます。

あと紅茶で有名らしい。



その途中にある村へ立ち寄りました。

道沿いに点々とある村にはオランアスリという現地人が住んでいて、

それぞれの集落で生活しています。

集落のそばには林道があって、村人に挨拶をして許可を貰って

そこの林道からジャングルを散策するわけです。

この日寄った村はヒルだらけで…もう2度と行きません!

1匹倒して勝った気になっていたら帰ってみると4箇所噛まれて血だらけでした。

ちなみにバイオリンムシっていう虫を探しに行きました。

現地ではギターって言うらしいです。見つかりませんでした。

1キル4デス成果なし。マレーの洗礼です。


夕食、ちょっと奮発しました。結構美味しいですが高いです。

夜は町をぶらぶら深夜まで散策します!


なんとテイオウゼミがいました。

有名なので標本で見たことある人も多いのではないでしょうか?

かくいう自分も人生で一度は生体を見たかった虫のひとつ。

しかし見つけたのはマンションの駐車場でした。お前そんなサイズ感しておいてこんなに人間の生活に近いとこにおるんか…

もっとジャングルで暮らしなよ。

セミ嫌いには地獄のような国ですね。


これはこっちのカブトムシのヒメカブト、ツヤツヤ

3日目〜4日目


夜はWさんの知り合いの現地ガイドさんとの行動がメインでした。

2人の英語の会話を聞きながら英語の勉強。

色々面白いものは見れましたが、正直天候がベストコンディションではなかったらしい。

マレーはこれから雨季に入り、

その恵みを受けた昆虫を見るのにベストなシーズンは5月なんだって!

次があればその時期に行きたいね。

色々見たよ!こんな大きい蛾とか。(Wさんの手と比較)


ところでマレー、夜の明かりには

ヤミスズメバチっていう害悪ポケイモンが来ます。

日本のスズメバチほど怖くはない印象でしたが、

3箇所刺されたら病院行ったほうがいいらしいのでまあまあ警戒して臨みました。

ヘッドライトに向かって飛んでくるんですよ、飛んできたらライト消さないと刺されます。当たり屋。

目を狙って刺してくるらしいので怖すぎる。


この旅でちょくちょくお世話になったのが

とても有名な19milesという村。

調べたらすぐ出てくると思いますが、

そこでは村人は昆虫採集で生計を立てていて

村の入り口では老若男女問わず多くの村人が虫を売りつけてきます。

収入をほぼ虫を売ったお金で得ているんだとか。

買う気がない人には少し怖いです。


こうやって袋に詰めて売っています。


すごい!モセリオウゴンオニです。

ガイド曰く、彼らは知恵があって

相場以上の値段をぼったくって来るそうです。

いくつかの村のオランアスリのなかで、

その他の豆やタケノコを売って生計を立てている村は

人も全体的にフレンドリーな印象を受けたのと比べると

確かにすこーし雰囲気違いました。

商売目的でなく話しかけてくれた人(中学生くらいかな?)もいたので、

全員が全然というわけではないんですが。




村ではだいたいこうやって犬ネコ鳥が放し飼いにされています。

自分は狂犬病ワクチンガッツリ打って臨んだんですが

襲いかかってくることもなく、あんまり驚異な感じではなかったです。

5日目


Cameronからほど近い山を夜登山しました。

街のそばの登山道から入るのですが、ある程度整備されていて

とっても登りやすい。

あとヒルがいない。

ヒルがいない!ヒルが!

入り口から40分くらいで山頂に着ける手頃な山ですが、たくさんの昆虫が見られます。

山頂は高さ的には海抜1700mほど。

登山中はヘッドライトをつけているので、顔めがけてヤミスズメバチ君が襲ってきます。

Wさんが山に精通していたので入れましたが、

普通は昼に道を覚えていない場所には行ってはいけません。最悪4にます。


みなさんのイメージするジャングルって

そこら中に大きな虫がワンサカ!って感じじゃないですか?

かくいう自分もそうでしたが、実は違います。

虫はいるにはいるのですが密度感は日本の圧勝といった感じで、

ある程度の知識がないと目当ても虫を見ることはできません。

6日目



お土産の紅茶買ったりしました。

夜は前述の村人にお金を握らせてジャングルガイドをお願いしました。1500円くらいかな?

みんなが興味ないであろういろいろな昆虫がみれました(雑

7日目



5日目に登った山を昼に登りました。

8日目

帰りました。というか今、これを書いています。


以上です、よい旅でした。

でしたが1週間みっちりは引きこもりには本当に疲れますね。

ジャングルの昆虫は自分にとって本当に昔からの憧れで、

実際に生きて動いているのを見たのにもかかわらず

妄想していたファンタジーなジャングルと現実に見た光景がいまいち噛み合わないというか…

別に異世界のような場所で想像の及ばないような生態系を営んでいるわけではなく、

同じ地球の延長線上にいたんだなぁという

親近感なんだか期待はずれなんだかよくわからない不思議な感覚です。

オランアスリに関してもそうです、

森に住んでる民族なんてめちゃくちゃ怖そうじゃないですか。

でも別に急に襲いかかってきたりはしないし。

勿論、自分が見たのはよい面だけというのもあるけど。


自分は英語が不得意&人見知りで、知らない人に自分から声かけるとか基本しないんですが

もう少し能力と度胸があればきっと色々な面白い交流、できたと思うんですよね。

これを機にちょっと英語勉強しようかな…と思いました。思うだけ。

ほぼすべての英語翻訳、交渉、ガイドをしてくださったWさんにはとても感謝しています。

ありがとう!

あと東南アジアって漠然とお腹壊すイメージあったんですけど今回は全然だったな。

ちょっと危ないかもと言われても飲んだイチゴジュースも今のところセーフ。

みなさんは是非ジャングルなんかに入らず海行ったりドリアン食べたりしてくださいね。

マレーシアいい国だよ。


泊まってたホテル。

お絵かきサボってすまん。でも3月もちょっとサボるかも。

ではまた。

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Published: 2/29/2020, 11:08:33 AM

Added: 9/22/2021, 6:43:20 AM

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