これは漫画やイラストも関係ないので全体公開記事なんですけども。
タイトルの通り、私は断酒を始めました。これを書いてる時点でまだ二日目。まだまだ始まったばかりなのですが、決意をキッチリ形に残しておきたいなと思い筆を執りました。
私は祖父や父が毎晩旨そうに晩酌しているのを見て育ったので、自分も大人になったら酒を楽しむぞとワクワクしてました。そして大学に進んで一人暮らしが始まり、自由に酒を飲む権利を得ます。友人や部活の仲間、研究室の付き合いなどで酒を飲み、交流を深めました。それ自体はとても良い事だし、酒で場が盛り上がることは間違いありません。それこそ子供の頃に憧れていた楽しい酒の世界です。
しかし私と酒の付き合い方がおかしくなってきたのは、漫画家としてデビューしてから。読み切りや連載の企画が上手くいかず、不満が募り、不安で眠れなくなります。そこからですね、酒に逃げ始めたのは。
それまでは飲んでも週一ぐらいだったのが、気づけばほぼ毎日のように飲んでいました。完全に習慣のひとつになってしまい、何度か止めようと思いつつも、結局翌日には飲んでしまっていました。かつて楽しい時間をくれた酒が、いつのまにか苦しさを紛らわせる道具になっていたのです。
そんなに飲んでれば体格も、健康状態も変わります。2年ほど前から筋トレもしていますが、酒を飲みながらやってると効果も減少します。去年なんかは顔面麻痺などという結構重めの病気も発症してしまいましたし、免疫や自律神経系はじめ様々なものの健康状態が崩れていたんだと思います。完全にまともな睡眠を摂れてないツケです。明らかに、体が警告を出してると思いました。
私は酒が大好きです。しかしこの調子で40代、50代と今のペースで飲み続けたら、果たしてどれだけ漫画や絵を描き続ける事が出来るのか。途中で大病を患うのが目に見えてます。私は酒が大好きですが、それ以上に絵や漫画を描く事が大好きです。生き甲斐です。それを失う危険性があるというのなら、私は酒を切り捨てます。せめて常習的に飲むのではなく、人と会う時などの特別な場合に飲むレベルにまで抑え込みたいのです。
そんなわけでまずは2週間、断酒します。この最初の2週間が辛いらしいですが…せっかくこんな形で断酒宣言したので、頑張ります。実は8月まで出版社からお休み期間を頂いているので、ストレスも比較的少ない状況なのです。このタイミングを逃さない手はない。
最終的に90日間酒を飲まずにいられたら、「飲まない習慣」が身につくとの事ですので、それを目標にします。少しでも多くの作品をファンの皆様にお届けできるように健康管理に努めますので、今後とも何卒宜しくお願い致します。以上、いち酒飲みの独白でございました。