連日ニュースで動向が報じられているウクライナ情勢。各国首脳陣の思惑は一般人にはかり知ることはできませんが、かの戦争で傷つく必要のない人間が被害を被っているのは間違いありません。

目に余るのが幼子や弱者の集う医療機関系への攻撃です。先刻のニュースでは、攻撃が激しくなるキエフから離れられず、このまま出産する覚悟だという婦人方を観ました。そんな彼女たちの為に、現地の医療チームも残ると言います。そんな中街が爆炎と瓦礫にまみれている光景は、筆舌に尽くしがたいものです。

私は絵を描く事しか能がないため、このような政治的な問題に何か一石を投じる力もありません。かといって、あの惨状を目にして何もせずにいる事も非常にモヤモヤとします。だから今日郵便局に行って、せめてもの支援として日本赤十字社に寄付金を送ってきました。現地では食料や医療品が足らず、しかもアクセスが混乱し人に行き渡らないと言います。このお金がそんな状況の改善に少しでも役立ってくれる事を願うばかりです。

私は幸い、屋根のある家に住みご飯を食べる事が出来ています。皆さんのご支援のお陰もあって、昔より少しずつ生活が楽になってきています。描いてるものが描いてるものだけに日陰を歩く人生ですが、こんな時ぐらい人様の為に出来る事をしようと思い立ち、支援に踏み切りました。

この支援が出来たのも、日頃応援して下さる皆様のおかげです。皆様から頂いた力の一部を、人道支援の為に使わせて頂いた事をここにご報告致します。皆様もどうか何らかの形で、かの地への支援を考えてみてください。遠い国の出来事とはいえ、あの事態は決して他人事ではないのですから。