
先日発生したトルコ・シリアでの大震災、その死亡者数は4万3千人に至ったそうです。日本でも東日本大震災の際には2万2千人の命が失われ、似たような寒い季節の災害でした。福島県出身の自分としては、他人事とは思えない状況です。
トルコは先の東日本大震災の際にも、日本に厚い支援をしてくれたといいます。そもそもトルコと日本は昔から互助関係にあり、苦境に立たされた時に手を差し伸べあってきた歴史があります。そんな国が未曽有の危機に陥っていると聞いて、何も感じないわけがありません。
シリアの被災地の状況をニュースで見ると、政治的な問題が障害になり被災者への救援がまともにできないとのことです。国内・国外の関係性がこのような非常時でも悪影響を与えるのをみていると悲しい気持ちになります。こういう時、日本の隅っこで漫画しか描けない自分が歯がゆく感じます。
あまりに混沌としている被災地の状況。他国の人間がとれる最善手は、ある程度落ち着いた後の「復興支援」だそうです。生き延びた人たちへ物資を提供できるよう、また日本赤十字社さんへ支援金を託してきました。皆様から分けて頂いた支援金を、このような形で使用した事をここにご報告いたします。日本も震災の混乱から立ち直るまで時間を要しました。トルコ・シリアの復興のために役立ててもらえるよう祈るばかりです。