2月中旬に更新をするだろうと言っていたものが、
すっかり2月の末になってから更新をする平沢です。
日記をまともに書いたことがないというのが容易に想像できることでしょう。
二週間に一度でも書けば十分というスタンスです。
今月上旬にアップロードしたセイバーオルタさんのCGですが、
多くの反応を頂くことが出来ました。いいねの数が最高記録をマークできたというのが、
皆様の期待に概ね答えられたのではないだろうかと、自信をつけられるところだと思います。
これからもよろしくお願いします。
Twitterでは何度かさらりと言っただけであまり喋っていませんが、
現在絵の着彩のプロセスを見直すことをやっています。
グレースケールで陰影を与えてから、その後色調補正を繰り返して彩色する方法。
所謂グリザイユ画法と呼ばれるプロセスを採用しています。
彩度を飛ばして着彩プロセスを無視し、
絵の全体にわたって横断的に陰影をコントロールできるので作業が早くなるだろう、と言われています。
現代的な方法だとは思います。デジタルで最初から最後まで絵を制作し完了できる昨今では、
数学的な処理で絵を彩色することが出来ますし、いくらでも調整が効くので。
レイヤー数も大幅に少なくなりますから、
出来上がったPSDファイルが300MBを超えるなんて話も少なくなるでしょう。
現在はセイバーさんとバニ上の二枚を練習としてグレースケールで陰影を与えていますが、
3月が来るまでには何とかしたいですね。
片方は差分付きでFanboxにアップロードしたいと考えています。
少しでも手が早くなれば良いと思いますが、はてさて。
以下余談。
グリザイユは英字でGrisaille、フランス語で灰色を意味するんですが、
個人的な所感としては今私がやっていることをグリザイユ画法と呼ぶのは少々ためらいがありまして。
出来上がりが思い切り着彩してあるからグリザイユじゃないでしょう、というのがその一端なのですが。
灰色なのは作業途中までで出来上がりが茶色でも灰色でもありません。
世間一般ではグレースケール→彩色というプロセスを踏む手順をグリザイユ画法と呼ぶようです。
精確を期するならグリザイユ画を利用した着彩手法、
または下絵にグリザイユ画を利用した着彩済みイラストレーション、と呼ぶのがしっくりきます。
グリザイユ自体はただの手段の一端で、
それ自体の方法名称ではないのが違和感の原因かもしれないですね。